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2013年5月16日 (木)

サッチャー首相の核認識  榊 博文

イギリスのサッチャー元首相は、「アメリカは何故日本に核を落としたのか?」と質問され、「それは日本が核を持っていなかったからだ」と答えました。

他にも答えはいくつもあったはずです。

「戦争を早く終らせたかったからだ」

Гソ連の参戦前にアメリカの手で戦争を終らせたかったのだ」

「原爆の威力を実戦で試したかったのだ」

 

長崎にも落としたことについては

「プルトニウム型原爆の威力も実戦で知りたかったのだ」

 

などです。

しかし、彼女は物事の本質を知っていました。

 

日本が1発でも核を持っていれば、アメリカは日本に核を落とせないことをサッチャーは看過していたのです。

 

実際、アメリカが核保有を認めたのはイギリスに対してだけです。イギリスは地上配備ではなく、原子力潜水艦に核を搭載する方式を選びました。賢明な方式です。

アメリカは、フランスが核を開発する時も大反対しましたが、フランスは結局核を保有しました。

その後のことは皆様もご承知の通りです。

 

日本は、水爆2個で全滅します。

戦争を仕掛けられないために、三たび核を落とされないために、何が必要でしょうか?

 

核を多くの主要国が保有すれば、国際政治における平等性が確保されます。

 

サルトルは、Г一部の国が核を独占することが最大の悪だ」と言いました。

 

一部の核保有国が国際政治を動かしているのが現実です。

無制限に核拡散することには、管理の問題がありますので、賛成はしませんが、サルトルも物事の本質を突いています。

核がテロリストの手に渡ったら、との心配はありますが、核は手榴弾のように簡単に持ち運びできるものではありません。

 

核のない世界が実現すればそれにこしたことはありません。

しかし、パウエルやアーミテージが言うように、「核保有国が核を廃棄することなど夢物語」なのです。パウエルやアーミテージも、人間の本質を知っているのです。

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コメント

サッチャーの発言はさすがです。
実際に国際政治の現実は平時でも
情報戦が繰り広げられています。

かつてわが国ではヒューマニズムの思想家として
わが国の進歩的知識人たちから
ほとんど崇拝されていたサルトルですらそうなんですから、
サッチャーやサルトルの常識とするところを
まずは正確に理解する必要がありますね。

貴重なご指摘、ありがとうございました。

そうですね。日本の知識人たちも核保有について大いに発言してしてほしいですね。
憲法についても、核についても、タブー視するのはよくないです。

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