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2013年5月11日 (土)

護憲か改憲か(その2) Prof. Dr. Hilobumi SAKAKl

                                                2013/5/10

以下は、私の個人的見解であることをまず明確にしておきたいと思います。

円安により、日本の市場の変化は言うまでもなく、欧米、アジアの国際市場も大きく変化し、国際社会の政治も大きく変化しています。

戦後70年近くも続いた日本国憲法もようやく改正の動きが出てきました。独、仏、伊、英も戦後、憲法を十回から数十回変えています。時代の変化に合わせて、憲法といえども、変えるべきなのです。「護憲派」という不思議なグループが存在しているのは日本のみでしょう。

日本国憲法においては、日本は諸外国の平和主義を信頼して、戦力の不保持を謳っていますが、世界中の国が平和主義を標榜しつつ、実のところ非常に好戦的なのですから、日本国憲法ほど日本という国家の安全を脅かすものはありませんね。

人類の歴史をごく短い年表で表すと、それはまさしく戦争の歴史です。人間という種は、他の動物と違って、実のところ、同じ種同志で争う戦争が大好きな種なのです。平和憲法が意味を持つためには、あと何十万年必要でしょうか?おそらく、人間という種が存在する限り、戦争はなくならないでしょう。

人間の攻撃欲は、本能ではありませんが、限りなく本能に近いものです。ですから戦争はなくならないのです。この点の説明をしていると長くなるので別の機会に触れたいと思います。

あなたが天国に旅行したと仮定しましょう。そこの住人は皆優しく、友好的で、親切で、仲良く暮らしています。戦争は勿論、喧嘩や口論さえもありません。食べるものなど、何ひとつ不自由せず、あるいは食欲とか性欲とかの煩悩すらなく、温和で平和な気候が毎日毎日、何年も何年も永遠に続きます。一週間位はいい場所だと思うかもしれませんが、3ヶ月もすると、あなたは飽きがきて、何か刺激が欲しくなるでしょう。どこかで喧嘩をしていないか、何か事件はないのか、と探し始めるでしょう。しかし、そんなものは天国では一切起こりません。誰も口論しないのなら、ひとつ自分が起こしてやろうか。事件や紛争を引き起こしてやろうか、と思うようになるはずです。天国とは、1年も住んだら、生身の人間にとっては退屈で退屈でどうしようもない場所なのではないでしょうか。

勿論、これは男にとっての話であり、女には基本的には該当しません。この理由についても話すと長くなるので別の機会に譲りたいと思います。

「リベラルタイム」という、数ヶ月前の月刊誌に、日高義樹氏が書いているのですが、統計的には、この十数年間、アメリ力では、大統領選挙の行われる4年毎に白人が2%ずつ減っているのだそうです。逆に、黒人、ヒスパニック、アジア系のアメリカ人が増えており、この人たちが投票所に行き、オバマ再選が成ったのです。2016年の大統領選挙では、更に2%ないし3%、白人が減り、黒人、ヒスパニック、アジア系、更には政府の恩恵で食べていこうという人が増えていると予測されるそうです。アメリカは自分の国の中のことに目が向き、世界の安全と秩序を守ることに関心が薄れ、もはや世界の指導国には戻れないと日高氏は述べています。

日本の安全保障をアメリカに頼り切っている日本にとって、アメリカは今後衰退の方向にあり、50年後もアメリカが日本を守ってくれるはずはなく、日米安全保障が続いているはずもありえません。諸外国と同じように、日本人も、自分の国は自分で守る、という意識を持たねばなりません。これは諸外国では当たり前のことなのです。

アメリカは、戦後まもなく、日本という脅威さえなくなればよいとの考えから、日本に戦争放棄をさせましたが、まもなくそれは間違いだったとニクソン元大統領は言っています。味方であったはずのソ連が脅威になってきて、米ソ冷戦時代に入ったのです。そこで、日本に力をつけさせるべく警察予備隊を作らせ自衛隊を作らせました。

今や中国は軍事力を増強させ、アメリカに対抗しようとし、北朝鮮も核をもち、一部の核保有国が世界を攪乱し牛耳ろうとするでしょう。もはやアメリカだけでは抑えが効かなくなっているのです。そのような国際環境の変化によって、経済的には豊かだけれど、戦争放棄を謳ういびつな国家日本は、憲法が時代に合わなくなっているのです。「北朝鮮に多くの人々が拉致され、拉致問題ひとつ解決できない」のは日本国憲法の故だということに何人の人が気付いているでしょうか。

誰が作ったかはさておいて、そもそも、日本の憲法は「おかしい」ことに気がつかねばなりません。変化できない国家や企業は、淘汰される運命にあることは歴史が証明しています。憲法改正は、日本が「普通の国家」になるということであり、大騒ぎすることではないのです。

中国が更に台頭してくると、アメリカは中国と手を結ぶ可能性が出てきます。チャイナメリカによる世界秩序・世界支配の誕生です。その時、アメリカは日本をどう扱うでしょうか。その時、日本が弱小国のままであったなら、アメリカは日本には目もくれないにちがいありません。世界のパワーバランスは常に変化することを忘れてはいけないのです。

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