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2007年5月19日 (土)

渡部昇一『中国・韓国に二度と謝らないための近現代史―「敗戦利得者史観」を排す』

 題名から受ける印象ような過激な政治宣伝ではなく、文献考証に基づくしっかりした議論が繰り広げられています。いろいろと勉強になりました。その点で題名がかえって広く読まれることを妨げないかと心配になりますが、著者の名前を聞くだけで拒否反応を示す人にこそ、しっかり読んでもらいたい本です。確かに、『紫禁城の黄昏』やリットン報告書の原文や、東条英機の供述書を読んだ人はあまりいそうにありません。いずれにしても、風説や雰囲気に基づいた議論にごまかされないために、私も近いうちにこれらの史料に目を通してみるつもりです。一応大学で法学を教えることもある身としては、東京裁判のことについては調べておくのは義務でしょうから。

(徳間書店2007年1600円+税)

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