日下公人監修『知られざる日本の優秀起業2008年版』
題名通りの本です。読むと元気になります。わが国の将来は明るいという気になります。知る人ぞ知る優秀企業なのでしょうが、これらの会社に共通しているのが、社員を大事にして、育てようとする姿勢です。社内教育の充実ぶりは見事です。逆に、ダメ企業に欠けている姿勢が、まさしくこれです。社内で人材が育っているのが目に見えなければ、士気が上がるはずがありません。ただただ年功序列で押し上げられて、威張っているだけの幹部がのさばっていると、若い人は会社に将来性を感じることができないでしょう。
ついでに言うと、無能な連中が幹部のお気に入りだというだけの理由で取り立てられて、バカが勢力を伸ばして行きます。タチの悪いガン細胞のように自己増殖していきます。お客さんはいい迷惑ですね。そして、これが大学だったら、当然学生が迷惑することになるわけです。え、あんなのが先生!?って感じです。愚者の楽園とはまさしくこのことですが、最近は天下り先として元役人たちの生態も観察できるので、大学はもはや珍獣を集めた動物園さながらです。
ところで、本書は就職活動を始める学生に是非読んでもらいたいと思います。また、留学生たちにも日本の企業の良質の部分を知ってもらうために、一読を勧めるつもりです。
(現代書林2007年1,300円+税)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ドイツ語で読む珠玉の短編(2026.06.23)
- 山本七平『小林秀雄の流儀』(2019.07.28)
- 田中圭一『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』(2017.02.20)
- 天外伺朗『宇宙の根っこにつながる生き方 そのしくみを知れば人生が変わる』(2017.02.19)
- 柴田昌治『「できる人」が会社を滅ぼす』(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント