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2008年10月24日 (金)

堀内都喜子『フィンランド 豊かさのメソッド』

 新刊です。最近フィンランドが注目されているので読んでみました。
 とりわけ「子どもの学力調査」で世界一というのには興味津々です。一体どういうことをやっているのかと思っていたら、そんなに特別のことをやっているわけではありませんでした。どちらかというと、いわゆる落ちこぼれをなくす教育の成果のようです。非常にきめ細かく少人数で面倒を見ています。(私の職場も同じ方針ではありますが、残念ながら教員には浸透していません。ま、なんてったって大学の先生様ですからね。能力は低くてもプライドは高いですもの。)
 著者はフィンランドでの留学経験も長く、現在もフィンランド本社の企業に勤めているため、生活の隅々までよーく観察していて、本当に貴重なリポートになっています。のんびりとみんなが無理せず幸せに生活している様子が伝わってくる本です。私も行ってみたくなりました。ちなみにフィンランド語はハンガリー語の親戚なので、ちょっと勉強してみようかなという気になりました。
 フィンランド人の旅行者とは一度ブダペストで知り合って、家内と三人で話をしたことがあります。陽気でおっちょこちょいのところのある面白い女性でしたが、えらく無理な旅程で電車を待っていたので、なんだか3時間くらい時間つぶしのために話し相手になっていました。ジャンプのニッカネンは女癖が悪いとかいろいろ教えてくれました。今頃どうしているでしょう。

(集英社新書2008年700円+税)

 

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