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2008年11月25日 (火)

美輪明宏『霊ナァンテコワクナイヨー』

 美輪さんというのは霊視ができるんですね。それも、こんなにはっきりと見える人だとは知りませんでした。霊が背後に群れるようについている人というのは確かにいて、私も空気というか気配でわかることがあります。先週もそんな人を見たばかりですが、ふだんから多くの女性に好かれているだけではなく、霊にも好かれているという感じの人なので、それほど悪いものばかりがついている感じではありませんでした。いずれにしても、悪人の黒々としたオーラが立ち上っている感じではではなかったので安心したところです。
 しかし、著者のように霊がこんなにはっきり見えて、声まで聞こえる人は大変だと思います。聞こえるのだから相手に言わずにはいられないでしょうし、霊のほうから言ってくれるように頼まれもするでしょうしね。
 本書の前半は総論的な部分で、なるほどねーって感じです。後半の第二部は実際の体験がたくさん書かれていて、説得力というか何というか、リアリティーがあります。芸能人・著名人が実名で出てきたりもするので、あの人がそうだったんだ、と週刊誌的興味を満足させてくれるところもあります。
 で、結局この世で精一杯努力し、奢ることなく自身を高める生き方をすることが大切だというわけですが、ご本人がそもそも謙虚な人だということが本書からよく伝わってきます。
 昔テレビで著者が「宗教なんか自分で作っちゃえばいいのよ」と言っているのを聞いて引っかかるところがありましたが、傲慢な意味で言っていたのではないことが本書でよくわかりました。読後感のいい本でした。

(PARCO出版2004年1600円税別)

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