三苫民雄『法と道徳―正義のありか』
という本を出しました。有志は買ってやってください。版元には迷惑をかけているもので・・・。近いうちに都内大手書店には並ぶ予定です。ネットでも大丈夫だと思います。
本書では、正義は人びとの心の中にあるから厄介でもあり、また同時に希望もあるというようなことを書いたつもりです。弱者やネットワークの話にも触れています。ここ4~5年の法をめぐる考察をまとめたものですが、191頁中60頁くらいは書き下ろしです。
自分で読み返してみると、要するに自分が読みたい本を書いていたのだということがわかります。本当はこれが読者が読みたい本かどうかということが問題なのですが、まだ修行が足りません。これではベストセラー作家にはなれませんね。要するに、今自分で考えている精一杯のところが書かれています。読者の皆さんには多少なりとも考えることの面白さが伝わればと願っています。
実は本書はもう少し早く出したかったのですが、なかなか一冊ができるまでには時間がかかるものです。昨年末お亡くなりになった恩師のT先生には読んでいただきたかったのですが、残念です。
もっとも、のんびりまとめた分だけ少しでも読みやすくなり、誤字脱字が減っているとしたら、それはすべて優秀な編集スタッフに恵まれたおかげです。その点では前作『人と人びとー規範の社会学』よりもずっと出来が良くなったと思っています。
現在、私自身すでに次の問題に取り組んでいます。帰納法と科学的発見・発明の問題です。ポパーなんかにも言及せざるをえないようです。それはともかく、また徐々に書きためて、もっともっと面白いところに到達したいと思っています。
(日本出版制作センター2009年1,500円+税)
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