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2010年3月12日 (金)

美輪明宏『世直しトークあれこれ』

 テレビ番組「オーラの泉」は終わってしまいましたが、本署ではあの番組に出演したいという芸能人が引きも切らないと書かれていました。そうでしょうね。大体の人が好感度アップしますもんね。
 でも、実際にはゲストの背後に何か悪いものが見えても、番組中には話さないようにしようと江原啓之と約束していたそうです。(381頁)収録後にはきちんと話をされたとのことですが、番組中でもちょっと言いよどんだ感じがあると、あとで石田壱成のように逮捕されたりしていたので、番組中にすべてを隠しきることはできなかったようです。
 前世がどうだったかとかいうのはどうでもいいのですが、交際している男性のことを言い当てられた奥菜恵はその後結婚報道があったりして、やっぱりあの二人には何かが見えてはいたのでしょう。
 さて、前世が天草四郎という美輪さんですが、やっぱり何百年も生きているような感じです。輪廻の話なんかは仏教みたいですが、いろいろな神仏のご加護を全部受け入れるような世界観です。こういうのはやはり日本的と言っていいのでしょう。本人が生き神さまみたいに見えてきます。ファッションセンスも独特ですが、やはりそれだけの美意識を磨いている人なんだなということが本書からもよくわかります。
 本書の指摘で一つ印象に残ったのが、世界中の美術館、図書館、劇場、コンサートホールで男女比は半々だそうですが、日本は8割から9割が女、子どもそして若者だということです。ゴルフか飲み屋あるいは風俗関係にしか行かない日本のオッサンたちは現場の若い社員の情報には耳も貸さないと批判されていますが、まあ、そうでしょう。時代に取り残される典型的タイプですが、いまだにその種の人間が経営に携わっている会社はお先真っ暗でしょうね。

(PARCO出版2007年1600円税別)

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