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2010年4月 7日 (水)

勝間和代『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』

 女性で年収600万円以上を稼ぎ、自慢できる夫や恋人がいて、年をとるほどすてきになっていくというのがインディペンデントな生き方、本書で言うインディなのだそうです。具体的で実現可能な目標として、露骨な気もしますが、いいのかもしれません。
 実際、女性で年収600万円以上というのは女性の全労働人口の10%に満たないそうですから、キャリア女性の目標値としてはいいのでしょう。男性で言うと1000万円以上の稼ぎ手に匹敵するそうですから、これは現実にはかなりのイバラの道でしょう。
 もっとも、インディにとってのいい男というのが年収1000万円以上を「余裕を持って」稼げる男だそうですから、その10%の中でも相当悪いことをやっている人なのかと勘ぐってしまいそうになります。
 インディとは「いい男と恋をしながら、自由に生きられる権利」ということですから著者がかつて結婚生活で苦い思いをして、現在かなりいい恋人に恵まれているということも想像されます。このあたりの素直さというか無防備さが著者の美点でもあるのですが、その一方で香山リカなんかに噛みつかれるところなのでしょう。
 でもまあ、細かいことはさておき、キャリア女性の努力目標と心得としては、まったく持って正しいことが書かれています。本書をインディな男性のための本だと思って読めば、ちょっと恋なんかについては問題がありそうですが、ま、いいんじゃないでしょうか。
 英語学習や読書のコツについてもいいことが書かれています。
 がんばって幸せになりましょう。

(株式会社ディスカヴァー・トゥウェンティワン2008年1000円)

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