マルジャン・サトラビ『ペルセポリスⅡ マルジ、故郷に帰る』園田恵子訳
主人公のマルジが14歳でウイーンに出てからの話です。大人になって背が伸びて顔が長くなります。クスリをやったり失恋したりして帰国しますが、大学に入り、結婚してもまもなく離婚し、また国をあとにします。
ところどころに神様が出てきて、お祈りすると難局を乗り越えさせてくれます。お母さんに電話すると祈ってくれて効験あらたかだったりするのは面白いです。それがイスラム教の神ではない感じなのです。イランの宗教はかなり瞑想的で色合いが違う感じです。
それにしても、この青春編も読み応えがあります。マルジは失敗を繰り返しながらもたくましく成長していきます。だんだん頼もしく凛々しくなってきました。このあとはフランス編でしょうか。まだ翻訳が出ていないので、この先はしばらく外国語版で読まなくてはならないようです。それにしても30カ国語に翻訳されているだけのことはあります。世界中にファンがいるのでしょうね。
アニメはこの2巻までが描かれているようです。ハンガリー語版が400円程度で手に入ることがわかったので、そのうち注文しておきます。日本だと4000円以上するんですね。
(バジリコ2005年1500円+税)
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