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2010年12月21日 (火)

内田樹『街場のマンガ論』

内田先生の読みはいつも深くて面白いです。それはマンガについても同じで、いたるところに独特の新鮮で鋭い見方が光っています。私自身、最近あまりマンガを読んでいませんが、井上雄彦の『バガボンド』なんか絶賛されているからには、読まなきゃと思い始めています。

少女マンガには主人公も気がついていない無意識の声があるという指摘は言われてみるとなるほどと思わされました。私自身は昔、妹がマーガレットを購読していて、『ベルばら』とか『エースをねらえ』、あるいは『水の子』なんかはしっかり読ませてもらっていたので、多少は話題についていけますが、それでも穴だらけの読書歴です。あらためて『天然コケッコー』とか読んでみたくなりました。

本書には養老孟司との対談もあって、これもまた面白かったです。養老さんもマンガ大好きな人なんですね。でも少女マンガはわからないというのも、どこか彼らしい感じがしました。

大学の将来を考える上で『のだめ』だけでなくて、『ハチミツとクローバー』や『もやしもん』というのが著者お勧めの書らしいので、これはぜひとも近いうちに読んでみます。変人パラダイスとしての大学というのは経営的にはともかく、教育的には理想的かもしれません。

(小学館2010年1400円+税)

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