星新一『ボッコちゃん』
星新一自薦ショートショート集です。小学校のころ流行っていたのを思い出して買って読んでみました。そのころあまり読まなかったのですが、こうして久しぶりにまとめて読んでみると、やっぱり大変な才能ですね。よくもまあこれだけバラエティに富んだ話を思いつくものです。
当時はあまり感じませんでしたが、ストーリー展開のリズムや読後感が手塚治虫の短編漫画と似ているところがあります。反権力的なスタンスも似ています。
思えば、このあいだ読んだ『人民は弱し 管理は強し』もそうでしたが、人間のえげつなさについてはもうほとんど諦めきっているところがありますね。これに対しては、毒のある結末でお返ししている感じです。
また何かの折に読んでみます。
(新潮文庫昭和46年476円税別)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ドイツ語で読む珠玉の短編(2026.06.23)
- 山本七平『小林秀雄の流儀』(2019.07.28)
- 田中圭一『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』(2017.02.20)
- 天外伺朗『宇宙の根っこにつながる生き方 そのしくみを知れば人生が変わる』(2017.02.19)
- 柴田昌治『「できる人」が会社を滅ぼす』(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント