岡野雅行『試練は乗り越えろ』
「痛くない注射針」を開発した町工場のスーパー親父、岡野雅行氏の何冊目かの本ですが、本書は他の本と内容が重なっていなくて新鮮でした。いつもの岡野ワールド全開ですが、しっかり新しい情報も盛り込まれています。
中でも、中国ではオートバイがほとんど電動になっていて、1回の充電で40キロメートル走る製品がすでに開発されているという情報は貴重です。電気自動車へのシフトが中国初になることだってあり得ますね。
わが国のマスコミが大企業の意向をおもんばかって(あるいは東電やトヨタのような露骨な圧力を受けて)大本営発表を繰り返していると、客観的な情勢がつかめなくなります。投資家の判断にも影響するのに問題化されないのは、日本が資本主義もどきの国家社会主義だからでしょう。
それにしてもいつも本当に元気な親父さんです。読むたびに励まされます。明日からもがんばるぞって気にさせられます。
(KKロングセラーズ平成22年1300円+税)
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