ひろゆき『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』
抜群に頭のいい著者ですね。自分の置かれている立場もきっちり把握していて、かつ適切なビジネス戦略を立てられる人です。それでいて決してがつがつしていないところがすごい。
本書を読むと本書刊行当時すでにWeb2.0が何でもないということと、事実2011年現在何でもなかったことがわかります。本書中の対談者の一人、佐々木俊尚の間抜けさが引き立ちます。
2ちゃんねるをめぐる訴訟にも欠席しっぱなしで負け続けの著者ですが、民事訴訟でお金を支払わなくてもそれ以上何ともならないということを承知しているので、これって結局勝っているのではという気がしてきます。
実際著者はそうしたわが国の方のあり方をしっかり見抜いているので、そうした戦略をとることができるのですが、その透徹した見方はいろいろと参考になります。ここまでわかって腹をくくっている人は少ないでしょう。やくざでもこうはいかないと思います。
ホリエモンやWinnyの開発者金子勇が違法だというのはおかしいと著者は言いますが、その通りです。前者は今日モヒカン刈りのスタイルで収監されましたが、著者はどういう感想を持ったでしょうね。
今後の発言に注目していきたいと思います。
(扶桑社新書2007年740円+税)
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