丸山健二『怒れ、ニッポン!』
著者がツイッターで毎日書いていた鋭い文章が、あらためて一冊にまとめられました。まとめて読んでみると、一貫して強い怒りに支えられた息の長い文章になることが分かります。タイトルからして「怒れ」とありますし。
しかし、飽きっぽく忘れやすい国民であるわれわれは、こんなに怒りを持続できないような気がします。その点で著者は明らかに日本人離れしています。
それにしても、怒りが継続できないということは、思考もまた継続できないのではないかという気がしてきます。あまりパッとした思想家がいないのも、そのせいかもしれません。
本書は12月6日までこのサイトからPDFファイルでダウンロードできます。文章のあいだに原稿用紙の頁が挟まっていて、自分で書き込むようになっています。全体が280頁以上になるので、書き込みたい人は印刷するより買った方が安くつくという計算になります。なるほどうまいこと考えられています。
私も一通り読みましたが、いずれ買うことになりそうです。行動を呼びかける著者の文章に対してどう応じたかを記録しておくと、気合いが入りますし、楽しいかもしれません。でも、あとから読んで恥ずかしいことにならないようにしなければ。
(眞人堂2008年1300円+税)
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