« 村上重良『日本の宗教』 | トップページ | 上橋菜穂子『蒼路の旅人』 »

2012年7月 2日 (月)

三浦しをん『神去なあなあ日常』

いやー、面白かったです。著者の小説は映画や舞台化されているものが少なくないですが、これもいずれ映画またはアニメになりそうな気がします。

本の帯にはあの宮崎駿が文章を寄せていて、アニメ化しようか、いやそれとも実写版の方か、と心が乱れると書かれていました。いやー、これはこの際是非とも宮崎アニメにしてほしいものです。

神去(かむさり)とは架空の地名で、三重県の美杉村や、あるいは尾鷲の方の深い森の中で林業に携わる人たちが出てきます。

徹底して取材を重ねて書く著者らしい小説で、異様な悪人が出てくることもなく、しかし、しっかり盛り上がりのあるお話になっています。巨木を切って谷間の村まで滑らせるお祭りのシーンはいいですね。このあたりやっぱりアニメがよさそうです。

林業は実際、食べていくのが大変で、農業とともにあと20年もしないうちに後継者不足で廃れきってしまうのではないかと危惧されますが、ここでコミュニティデザインを含めて、里山と森林の保護育成をうまく社会に根付かせ、産業として成立するように持って行けば、まだなんとかなると思います。

そう思って、これから新たなネットワークづくりに力を注いでいきたいと考えています。まだ手探り状態ですが、すこしずつ点と点が繋がりつつあります。ジョブズが言っていましたよね、ドットがつながるって。あれって本当ですね。面白いようにつながることがあります。そちらの進捗状況についてはまた何かのかたちでお知らせします。

(徳間書店2009年1500円+税)

|

« 村上重良『日本の宗教』 | トップページ | 上橋菜穂子『蒼路の旅人』 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。