石井彰『エネルギー論争の盲点 天然ガスと分散化が日本を救う』
エネルギーに関する人びとの思い込みを是正してくれる良書です。マスコミ報道も相当いい加減だということがわかります。
本書の帯にもありますが、ドイツの太陽光発電量は1%で、原発大国フランスから安い電力を買い入れて供給量の安定を図っているとか、天然ガスの利点について電力会社の意向を慮って正確な報道をしてこなかったマスコミの態度とか、よくわかります。
本書刊行後のことですが、秋田県沖合で大量のシェールガス地層が見つかったりしたこともありますし、著者の言うように、わが国も諸外国にならって天然ガス・シェールガス利用への移行や、コンバインドサイクルの発電システムやコジェネレーションの普及を推し進める必要があるでしょう。
一読をおすすめします。
(NHK出版新書2011年740円+税)
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