石井彰『脱原発。天然ガス発電へ』
これもいい本ですが。昨日読んだ同著者の『エネルギー論争の盲点』とかなり重なります。天然ガスについて特化して、記述が詳細になっていますので、そちらにとりわけ関心のある人はどうぞ。
感想としては重なる点が多いので、ここで書くことはあまりありません。ただ、原発については、態度がはっきりしています。
「いくら原発のリスクが高いからといって、代替エネルギーのめども立たないうちに多くの原発を廃炉にしたら、経済全体がダメージを受けるばかりでなく、バーゲニングパワーも一気に低下する。下世話な言い方をするなら、売り手から足元を見られるのである」(125頁)。
経済全体のダメージは実際、年間3兆円の損失となってすでに顕在化しています。国民にその覚悟があるかどうかが今問われているのでしょう。今度の選挙はどうなるでしょうね。結局のところ、またまた雰囲気に流されるのかなあ。
(アスキー新書2011年743円+税)
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