中谷宇吉郎『雪』
週末に大阪出張があるので、ついでに中谷宇吉郎展を見てきます。その前に読んでおこうと思って本棚から引っ張りだしました。長らく積ん読状態でしたが、ようやく読めました。
著者の純粋な好奇心と情熱、そして誠実な人柄が伝わってくる文章で、さすがにロングセラーになっているだけのことはあります。
十勝での天然雪の観察の様子などは大変な苦労だったでしょうに、どこかのんびりしていて、ユーモラスです。実験・観察の現場って実際こんな感じなのでしょうね。
日本は雪の結晶の種類が世界一多いということも本書で初めて知りました。確かに、地形も気候も多様で変化に富んでいますから、そういうことになるんでしょうね。
こういう本が多くの若い人に読まれて、科学を志す人が増えてくれるといいですね。
(岩波文庫1994年460円+税)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ドイツ語で読む珠玉の短編(2026.06.23)
- 山本七平『小林秀雄の流儀』(2019.07.28)
- 田中圭一『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』(2017.02.20)
- 天外伺朗『宇宙の根っこにつながる生き方 そのしくみを知れば人生が変わる』(2017.02.19)
- 柴田昌治『「できる人」が会社を滅ぼす』(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント