山崎亮+NHK「東北発☆未来塾」制作班『まちの幸福論コミュニティデザインから考える』
コミュニティデザインというのは今ひとつよくわかりませんが、本書を読んで、少しだけ理解できた気がします。
地域おこし、町おこしということで言えば、とにかく地元の人びとと、とことん話をすることが大切だと言うことは確かです。結局住民が中心にならないとどんなに派手なイベントを成功させても打ち上げ花火で終わっちゃいますから。
それと、直接には関係ないことですが、本書と平行して収録された番組の中で、学生を集めてブレインストーミングさせたりする仕方は授業でも使えそうで、参考になりました。
学生は学生で知識も経験も乏しいので、これはこれで大変だろうなと思いますが、地元の人びとと問題を共有しながらいい知恵を出し合うというのは得難い経験になることでしょう。
と、つい教育効果を考えてしまいますが、住んでいる人たちもまた素朴で素直な人たちばかりでないのは都会人と変わらないので、美しい話ばかりではありません。
それから、都会も再開発の中で高齢化とともにゴーストタウン化し、買い物難民が出たりし始めていますので、話は田舎とか中山間地だけにとどまらない時代に入りつつあります。
これからも何かのときに再びひもとくことになりそうな本です。
(NHK出版2012年1,300円+税)
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