山崎亮『コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる』
これまで著者の本を読んでいても今ひとつわかりにくかった「コミュニティデザイン」の世界ですが、本書は具体的なまちづくりの事例がふんだんに紹介されていて、少し理解が進みました。
副題にあるとおり「人と人をつなぐ」仕事そのものです。事例はどれも魅力的で刺激的です。
途中経過が紹介されている事例なんかは、その後の展開も知りたくなります。
もっとも、こういう仕事がどこでお金になるのかはよくわからないのですが、相談料なんかをとっているのでしょうか。
それはそうと、ランドスケープデザインから出発した著者が、こういうデザインの世界に携わるようになる経緯も語られていて興味深いです。
本書では学生を動員することが、人びとをつなぐ一つの大きなきっかけになっていることもわかります。
著者は某大学で来年開設される予定の新学科で指導的役割を果たされることになると思いますが、今後、学生たちが協力するかたちのバリエーションが増えることも期待したいです。
今後ともいろいろ参考にさせてもらえそうです。
(学芸出版社2011年1800円+税)
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