長谷川三千子『民主主義とは何なのか』
これはすごい本でした。今まで読みそこなっていたのがもったいなかったです。でもまあ、今読めたのでよしとすることにします。
本書を読めば、民主主義というのは理性を封じ込め、暴力を解放する思想であり制度であるということが、よーくわかります。
ホッブズのリアリズムに対して、ジョン・ロックのペテン師ぶりも見事に捉えられています。
「もう一度しっかりとホッブズを読み、そのあとでロックを読んでみること、そして、後者がいかにインチキだらけであるかに気付くこと」(210頁)とあります。
これはいずれ検証してみるつもりです。
これから人類が理性を回復することができるかどうかが鍵ですね。
絶望の書ではありません。希望はあります。
(文春新書、平成13年、700円+税)
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