フランス・ヨハンソン『成功は“ランダム”にやってくる チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方』池田紘子訳
新しいアイデアや科学的発見はどうやったら可能になるのかと言えば、答えは偶然の幸運な展開の中にあるということにほかならず、そこでは確固たる発想法が確立されているわけではありません。もしそうならみんなやってますよね。
本書も偶然の積み重ねのような成功事例をこれでもかとばかりに挙げてくれています。特にルールが厳密化されたスポーツやクラシック音楽とは違って、素人が参入しても爆発的成功をおさめることができるビジネスのような分野は、調べれば調べるほど成功の鍵は幸運と偶然以外の何物でもなかったりするようです。
実際、グラッドウェルの言う鍛錬のための「1万時間ルール」が意味をなさない場所のほうが、人生の多くの局面で圧倒的多数を占めるようです。
要するに成功には法則性がない=「ランダム」だ、ということなのですが、著者はその中からチャンスをつかむための一般的心得を可能な限り抽出して示してくれます。
たとえば
(阪急コミュニケーションズ2013年1700円+税)

