上橋菜穂子『物語ること、生きること』構成・文 瀧晴己
このたび著者は国際アンデルセン大賞作品賞を受賞されました。おめでとうございます。
日本人作家ではまど・みちお氏に次いで二人目ということですが、あの素晴らしい作品群は確かに受賞にふさわしいものです。
本書では若い人向けに生い立ちから作家になるまでの道のりが優しく語られています。作家になりたいと思っている若い人を勇気づけ、励ましてくれる本です。
著者は文化人類学者でもあり、オーストラリアのアボリジニをフィールドワークの対象にしていますが、そうした経験も作品世界に十分に生かされていることがわかります。
先日連絡が取れた昔の教え子のハンガリー人翻訳家にもハンガリー語に訳してほしいと伝えておきました。すでに各国語に訳されていますが、ハンガリーでもぜひ紹介してほしいものです。
私は守り人シリーズと旅人シリーズは読みましたが、実は「獣の奏者」はまだです。これから読むことにします。
(講談社2013年1000円税別)
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