西加奈子『舞台』
めっちゃ他人の視線を気にしすぎて、ほとんど自縛状態に陥っている29歳の青年が主人公です。
ただでさえ自意識過剰なところでもって、ニューヨークに一人旅に出て、そこでかばんを盗まれてしまいます。えらいこっちゃ。
太宰の『人間失格』へのオマージュにもなっている作品です。
それにしても、よくもまあここまで情けない男の話を書き込めるものだと感心させられます。
作者はしかし、登場人物を愛してますよね。全然見捨ててません。
しっかり時代とリンクしています。『地球の歩き方 ニューヨーク』も小道具として活かされています。9.11も著者らしい形で絡んできます。
情けない若者も、おっさんも、これを読んで救われるところがあるだろうなという、そんな小説です。
(講談社2014年1400円税別)
それにしても、よくもまあここまで情けない男の話を書き込めるものだと感心させられます。
作者はしかし、登場人物を愛してますよね。全然見捨ててません。
しっかり時代とリンクしています。『地球の歩き方 ニューヨーク』も小道具として活かされています。9.11も著者らしい形で絡んできます。
情けない若者も、おっさんも、これを読んで救われるところがあるだろうなという、そんな小説です。
(講談社2014年1400円税別)
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