ロバート・I・サットン『あなたの職場のイヤな奴』矢口誠訳
「クソッタレ」asshole と著者が呼ぶ職場のイヤな奴についての本です。
基準の一つは、クソッタレと会話を交わすと卑屈な気分になり、憂鬱になったり、屈辱を感じたり、やる気を失うこと。もう一つはクソッタレと目さている人物が悪意を向ける対象が自分よりも力の弱い者だということだそうです(25頁)
いますね〜。あれとあれなんかそうです。あれもそうだったかな。
この手のタイプは昇任と同時にパワハラや暴言に拍車がかかるので、周囲の迷惑というより被害が目に浮かびます。
さらに悪いことに、クソッタレはクソッタレ同士で団結しがちで、クソッタレ上司がこれまたクソッタレを評価するため、クソッタレがいつのまにか管理職や経営陣に昇任・出世しちゃうのが始末に負えません。
本書は経営管理論の立場からこうしたクソッタレの生態をきっちり分析しています。クソッタレの傾向と対策を知るための最良の一冊です。
ただ、おそらく原書にはあった参考文献が紙幅の関係で割愛されているのでしょう。その点だけが残念です。アマゾンで原書を注文しておきます。
翻訳も読みやすいです。
本書ではクソッタレ撲滅ルールなども紹介されていて、実際にこれを実行しているインテルやグーグル、サウスウエスト航空などの実例も参考になります。常備薬として一家に一冊どうぞ。
(講談社2008年1500円+税)
(講談社2008年1500円+税)
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