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2014年7月28日 (月)

ジョン・H・カートライト『進化心理学入門』鈴木光太郎・河野和明訳

いい本です。進化心理学の優れた入門書です。参考文献紹介も充実していて便利です。

進化心理学はダーウィン理論の再評価の上に成り立った面白い学問分野です。文献などをみていると、1990年代にそれらしく形が整ってきたようです。

特に今から一万年前に農耕が発明されるまでの、旧石器時代の人間の狩猟採集生活が環境に合わせて進化し、淘汰されてきたという道筋には興味を惹かれます。

人は100人から150人前後の知り合いの範囲を超えると把握できなくなると言われますが、それもこうした昔の狩猟時代にさかのぼって、その頃形成された能力だと説明されると、確かにわかったような気になります。

非合理に見える行動パターンもその来歴をたどれば結構わかってくるのかもしれないという期待を持たせてくれます。

この分野はもう少し渉猟してみます。狩猟民のつもりで。

(新曜社2005年1900円+税)

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