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2014年7月27日 (日)

リチャード・ドーキンス『遺伝子の川』垂水雄二訳

ダーウィン理論の理路をより先鋭化させるとドーキンスになるという感じです。

この戦闘的な論理性には感心させられます。

この方向で行くと創造説を認めず、無神論的な結論に至るのですが、欧米では風当たりも強いでしょうね。「あなたの立場は認めない」なんてわざわざ言いに来る人もいますしね。

しかしその点では味方もはっきりとしていて、強い支持者も同じくらい出てきます。アメリカはともかく、ヨーロッパの知識人は無神論者が少なくありませんから。

でまあ、それとは別に、著者は生物学者として様々な面白い情報も提供してくれています。複数の幼虫の必要に応じて、その体調を見ながら餌をそれぞれに与えるジガバチなんてのはファーブルは研究していたそですが、昆虫記には記述がありましたっけ。

日本人は宗教音痴なこともあり、ドーキンスを毛嫌いする人はあまり聞いたことがありません。でも、それならよく理解されているかというと疑問符もつきます。

『神は妄想である』は未読なので、いずれ読みたいと思っています。

(草思社文庫2014年700円+税)

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