髙山正之『変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べ』
毎週『週刊新潮』で著者の記事を立ち読みしています。めったに飼わないので、その罪滅ぼしに著者の単行本が出たら、いつも買うことにしています。
昔は山本夏彦の写真コラム、それから池田晶子のエッセーを読んでいましたが、今は著者の記事だけを楽しみにしています。あ、文春の土屋賢二もたまに眺めています。
ちなみに、連載を楽しみにしている著者の本は結局買うことになるので、上記の著者の本はすべて読んでいます。
それにしてもいつも著者からは大手マスコミが報道しないさまざまな事実を教わります。
著者の情報収集および情報処理能力は、今日のジャーナリストを名乗る人たちの中でも群を抜いています。世界情勢と歴史についても実に詳しく、また、複雑な事情を要領よくまとめてくれるので本当に勉強になります。
著者に教えられた本は英語の本も含めてできるだけ読んでおこうと思いますが、なかなか追いつけません。ハワード・ジンの『若者のためのアメリカ史』は先日入手しましたが、未だ机の上にあるままです。早く読まなくては。
本書ではあっさり触れられていましたが、「日本に仏教がすんなり入れたのは、神の社では処理できない不浄の死と遺骨を始末してくれるからだ」(166頁)という指摘にはうなずかされました。
立ち読みのときにはあまり気に留めなかっただけに、やはり買っておいて良かったです。
(新潮社2014年1400円+税)

