土屋恵一郎『処世術は世阿弥に学べ』
タイトルからはビジネス書のような印象を受けましたが、読んでみると、世阿弥の人生と芸術論の本でした。
もちろん処世にも役立ちます。
著者には昔お世話になりましたので、口ぶりや表情なんかも文章から浮かんできて、懐かしい思いで読ませてもらいました。
本書に出てくる「東大法学部が一番優秀だ」なんて言っていた先生の名前なんかは、直接本人からお聞きしたことがあります。へぇー、あの先生がね~、って感じであることは確かです。
まあ、大学なんて東大だろうが某大だろうが、常識のないバカの見本市みたいなところですから、そんなものではあるんですが。
本書はHontoの電子書籍で読みました。家の本棚を見たら、紙の本もあったことに後で気がつきましたが、家内が買っていたものかもしれません。
家内の話では、世阿弥の作品理解については異論があるそうですが、そのあたりは私は不案内です。
いずれにせよ、私にとっては読みやすい、いい本でした。
(岩波書店2002年)
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