ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』今井茂雄訳
タイトルどおりのストレートな本で、この分野の古典と言われています。
たしかにすぐに読めますが、大変啓発的で、刺激的な内容でした。
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」(28頁)
とありますが、この言葉はいろいろな著者から引用されています。というか、本書が元だったんですね。
印象的だったのは、アイデアを形にしていく最終段階で「理解ある人々の批判を仰ぐこと」の大切さが強調されていることです。
良いアイデアは自分で成長する性質があると著者は言います。そのため、最後に多くの人びとが手を貸してくれて磨きをかけられるというところが、グループ・ジーニアスの問題へもつながって、興味深かったです。
本書の解説の竹内均の仕事ぶりの凄まじさもまた興味深かったです。二十数年間で二八〇冊の本を書いているそうですが、一日三ページ書いたらそうなったとのことで、見習って私ももっと頑張んなきゃという気になってきました。
(阪急コミュニケーションズ1,988年円+税)
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