高田文夫『誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで』
高田文夫が大病をしていたとは知りませんでした。
幸いにも死の淵から帰ってきてくれて、このめっぽう面白い本を残してくれました。
本書は「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」をポッドキャストで聴いていて、出版されたとのことで、すぐに買って読んじゃいました。
芸能界の裏と表とを行き来しながら60年。いろんな芸人のエピソードが満載です。
世代的には60歳くらいまでの方なら同時代という感じで読めるのではないかと思います。私の場合はテレビでおなじみだった人が7〜8割方でしょうか。
でも、面白いです。
後半のビートたけしとの付き合いについて書かれた部分が、雑誌連載ではなくて、本書のための書き下ろしで、とりわけスピード感にあふれて生き生きしています。
現代芸能史のまさしく生き証人です。テレビの全盛期やお笑いの質の変化が見事に描かれています。これからもまだまだいろいろ書いてほしいです。
(講談社2013年1250円税別)
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