日下公人・高山正之『世界は邪悪に満ちている だが日本は・・・・・・。』
いつものように刺激的な本です。
一般的な教科書などには載っていない情報に満ちています。
直接現地の人に話を聞いたり、議会記録を読みに行ったりする中から貴重な情報を教えてくれるので、勉強になります。
ふたりとも無類の読書家で、色んな本を紹介してっくれるのもありがたいです。
もっとも、なかなかショッキングな事例を教えてくれるので、簡単に勉強になりますとばかりも言っていられません。情報を自分の中で消化するのに時間がかかることもあります。
しかし、指摘されている事実を別に確認しながら、自分の世界観を広げるの楽しいことでもあります。
しかし、それにしてもジョージ・ワシントンなんてとんでもない奴だったんですね。
高山さんによるスンニー派とシーア派の違いも、踏み込んで書かれていて勉強になりますし、ローマ帝国が突然キリスト教化した話も、日下さんの仮説はなかなか説得的です。
いろいろと刺激的でした。
(ワック株式会社2015年900円+税)
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