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2016年12月21日 (水)

髙山正之『変見自在 朝日は今日も腹黒い』

いつもながら、へぇ~と驚かされることや、ショッキングな事実が書かれています。

ポンソンビーの『戦時の嘘』から引かれていたりして、これは読まなきゃと思ったら、翻訳は出てなかったりします。

原書に当たらなきゃ。

本書では随所に歴史的事実のダイジェストが実にわかりやすく書かれているので、いろいろ勉強になります。

中東史、ローマ史、ペルシャ史、東南アジア史など私が不勉強なところに理解の手がかりを与えてくれていて、ありがたい本です。

それにしても直截的なタイトルですが、序文のエピソードを読むと、なるほどそんなこともあったんだと納得できます。

しかし、朝日自体が売上が落ち込んでますから、
これからは批判より先に同情しなければならないような次第になりそうな気もする今日このごろです。

(新潮社2016年1400円税別)

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